お知らせ

第19回(2024年度)凝縮系科学賞 募集

  1. 対象
     物理・化学・材料科学にわたる、広い意味での凝縮系科学の研究に従事する若い研究者(2024年12月末日時点で博士学位取得後10年以内の者。ただし、博士学位取得後10年以内に、出産・育児により研究に専念できない期間があった者については、2024年12月末日時点で博士学位取得後15年以内とする)。原則として実験系・理論系各1名(該当者が無い場合には見送ることがあります)。受賞者の専門分野については受賞者のページを参照ください。
  2. 審査方針
     推薦書・自薦書、研究業績概要および論文の内容を専門の近い複数の委員が精査し、場合によっては委員会以外の専門家の助言を得て、審査員全員で審査を行います。審査項目は、研究業績の分野における位置づけ、方法論の新しさ・的確さ、研究内容の質の高さ、波及効果などで、これらが推薦書および論文中に客観的かつ公正に表現されていることを重視します。
     このことから、提出論文は上記の項目が判断できる文献が望ましく、レター論文の場合にも対応する本論文の添付が望ましいと考えます。また、分野の状況と候補者の研究業績の位置づけに関する記述がある解説記事(著者任意)を補足資料として添付することは可能です。
     当該年度に応募された候補者は、学位取得後の年限内であれば原則翌年度以降も候補者として考慮されますので、必要に応じて応募資料の追加・更新をお願いします。
     審査にあたっては利益相反に十分留意し、公平性・客観性の確保に最大限の配慮を払います。
  3. 賞の内容
    賞状、盾および賞金20万円
  4. 選考委員
    常行真司 (委員長)
    秋光 純
    小野輝男
    陰山 洋
    小林研介
    柴山充弘
    瀧川 仁
    塚﨑 敦
    遠山貴巳
    野原 実
    播磨尚朝
    福山秀敏
    宮崎州正
    求 幸年
    山本浩史
  5. 推薦方法
     自薦または他薦。以下の書類をメールで送付。書式は自由。添付書類の総量は10MB以下に、また、メールの件名は「第19回凝縮系科学賞」として下さい。3 日以内に受領確認のメールを返信しますので、届かない場合には必ずご連絡ください。
    (1) 略歴
    (2) 全業績リスト
    (3) 研究業績概要 A4用紙2枚以内
    (4) 主要論文別刷(3編以内)
    (5) 他薦の場合には推薦書
  6. 推薦期限 2024年9月6日(金)17時 必着
  7. 受賞発表
    受賞者は、本Webサイトおよび授賞式にて発表されます。
    授賞式:第18回物性科学領域横断研究会(神戸大学百年記念館 六甲ホール)2024年11月26日(火)
  8. 提出先および問合先
    [凝縮系科学賞事務局]
    東京大学大学院理学系研究科 小林研介
    Email: kensuke[at]phys.s.u-tokyo.ac.jp

第18回(2023年度)凝縮系科学賞 表彰式

 第18回(2023年)凝縮系科学賞受賞者は、実験部門で米田 淳(よねだ じゅん)氏(東京工業大学)が、理論部門で速水 賢(はやみ さとる)氏(北海道大学)が選考されました。授賞対象となった研究は、米田氏が「シリコンスピン量子ビットの高忠実度化とその応用」、速水氏が「相関電子系に対する多極子表現論の構築と交差相関応答への適用」です。(→詳しく

 2023年11月24日(金)、第17回物性科学領域横断研究会 (領域合同研究会) (名古屋工業大学 & オンライン) の中で表彰式が行われ、秋光純同賞運営委員長と福山秀敏先生から賞状その他が贈られました。
 心よりお祝いを申し上げます。

第18回(2023年度)凝縮系科学賞 募集  

  1. 対象
     物理・化学・材料科学にわたる、広い意味での凝縮系科学の研究に従事する若い研究者(2023年12月末日時点で博士学位取得後10年以内の者。ただし、博士学位取得後10年以内に、出産・育児により研究に専念できない期間があった者については、2023年12月末日時点で博士学位取得後15年以内とする)。原則として実験系・理論系各1名(該当者が無い場合には見送ることがあります)。受賞者の専門分野については受賞者のページを参照ください。
  2. 審査方針
     推薦書・自薦書、研究業績概要および論文の内容を専門の近い複数の委員が精査し、場合によっては委員会以外の専門家の助言を得て、審査員全員で審査を行います。審査項目は、研究業績の分野における位置づけ、方法論の新しさ・的確さ、研究内容の質の高さ、波及効果などで、これらが推薦書および論文中に客観的かつ公正に表現されていることを重視します。
     このことから、提出論文は上記の項目が判断できる文献が望ましく、レター論文の場合にも対応する本論文の添付が望ましいと考えます。また、分野の状況と候補者の研究業績の位置づけに関する記述がある解説記事(著者任意)を補足資料として添付することは可能です。
     なお、当該年度に応募された候補者は、学位取得後の年限内であれば翌年度の候補者として考慮されます。
  3. 賞の内容
    賞状、盾および賞金20万円
  4. 選考委員
    常行真司 (委員長)
    秋光 純
    小野輝男
    陰山 洋
    小林研介
    柴山充弘
    瀧川 仁
    塚﨑 敦
    遠山貴巳
    野原 実
    播磨尚朝
    福山秀敏
    宮崎州正
    求 幸年
    山本浩史
  5. 推薦方法
     自薦または他薦。以下の書類をメールで送付。書式は自由。添付書類の総量は10MB以下にしてください。メールの件名は「第18回凝縮系科学賞」として下さい。3 日以内に受領確認のメールを返信しますので、届かない場合には必ずご連絡ください。
    (1) 略歴
    (2) 全業績リスト
    (3) 研究業績概要 A4用紙2枚以内
    (4) 主要論文別刷(3編以内)
    (5) 他薦の場合には推薦書
  6. 推薦期限 2023年 9月 8日(金)17時 必着
  7. 受賞発表
    受賞者は、本Webサイトおよび授賞式にて発表されます。
    授賞式:第17回物性科学領域横断研究会 2023年11月24日(金)
  8. 提出先および問合先
    [凝縮系科学賞事務局]
    東京大学大学院理学系研究科 小林研介
    Email: kensuke[at]phys.s.u-tokyo.ac.jp

第17回(2022年度)凝縮系科学賞 表彰式

 第17回(2022年)凝縮系科学賞受賞者は、実験部門で安田 憲司(やすだ けんじ)氏(マサチューセッツ工科大学)が、理論部門で野村 悠祐(のむら ゆうすけ)氏(慶應義塾大学)が選考されました。授賞対象となった研究は、安田氏が「積層制御による二次元強誘電体の創出」、野村氏が「機械学習手法を用いた量子多体系の研究」です(→詳しく)。
 2022年11月26日(金)、第16回物性科学領域横断研究会 (領域合同研究会) (オンライン開催) の中で表彰式が行われ、秋光純同賞運営委員長と福山秀敏先生から賞状その他が贈られました。
 心よりお祝いを申し上げます。

安田 憲司 氏

野村 悠祐 氏

第17回(2022年度)凝縮系科学賞 募集  

  1. 対象
     物理・化学・材料科学にわたる、広い意味での凝縮系科学の研究に従事する若い研究者(2022年12月末日時点で博士学位取得後10年以内の者。ただし、博士学位取得後10年以内に、出産・育児により研究に専念できない期間があった者については、2022年12月末日時点で博士学位取得後15年以内とする)。原則として実験系・理論系各1名(該当者が無い場合には見送ることがあります)。受賞者の専門分野については受賞者のページを参照ください。
  2. 審査方針
     推薦書・自薦書、研究業績概要および論文の内容を専門の近い複数の委員が精査し、場合によっては委員会以外の専門家の助言を得て、審査員全員で審査を行います。審査項目は、研究業績の分野における位置づけ、方法論の新しさ・的確さ、研究内容の質の高さ、波及効果などで、これらが推薦書および論文中に客観的かつ公正に表現されていることを重視します。
     このことから、提出論文は上記の項目が判断できる文献が望ましく、レター論文の場合にも対応する本論文の添付が望ましいと考えます。また、分野の状況と候補者の研究業績の位置づけに関する記述がある解説記事(著者任意)を補足資料として添付することは可能です。
     なお、当該年度に応募された候補者は、学位取得後の年限内であれば翌年度の候補者として考慮されます。
  3. 賞の内容
    賞状、盾および賞金20万円
  4. 選考委員
    常行真司 (委員長)
    秋光 純
    小野輝男
    陰山 洋
    小林研介
    柴山充弘
    瀧川 仁
    塚﨑 敦
    遠山貴巳
    野原 実
    播磨尚朝
    福山秀敏
    宮崎州正
    求 幸年
    山本浩史
  5. 推薦方法
     自薦または他薦。以下の書類をメールで送付。書式は自由。添付書類の総量は10MB以下にしてください。メールの件名は「第17回凝縮系科学賞」として下さい。3 日以内に受領確認のメールを返信しますので、届かない場合には必ずご連絡ください。
    (1) 略歴
    (2) 全業績リスト
    (3) 研究業績概要 A4用紙2枚以内
    (4) 主要論文別刷(3編以内)
    (5) 他薦の場合には推薦書
  6. 推薦期限 2022年9月16日(金)17時 必着
  7. 受賞発表
    受賞者は、本Webサイトおよび授賞式にて発表されます。
    授賞式:第16回物性科学領域横断研究会 2022年11月25日(金)
  8. 提出先および問合先
    [凝縮系科学賞事務局]
    東京大学大学院理学系研究科 小林研介
    Email: kensuke[at]phys.s.u-tokyo.ac.jp

第16回(2021年度)凝縮系科学賞 表彰式

 第16回(2021年)凝縮系科学賞受賞者は、実験部門で打田正輝(うちだ まさき)氏(東京工業大学理学院物理学系)が、理論部門で只野央将(ただの てるまさ)氏(物質・材料研究機構 磁性・スピントロニクス材料研究拠点)が選考されました。授賞対象となった研究は、打田氏が「ディラック半金属薄膜における量子化伝導状態の解明」、只野氏が「第一原理に基づく有限温度非調和フォノン物性の研究」です。
 2021年11月27日(土)、第15回物性科学領域横断研究会 (領域合同研究会) (オンライン開催) の中で表彰式が行われ、秋光純同賞運営委員長と福山秀敏先生から賞状その他が贈られました。
 心よりお祝いを申し上げます。

打田 正輝 氏
只野 央将 氏

第16回(2021年度)凝縮系科学賞 募集

  1. 対象
     物理・化学・材料科学にわたる、広い意味での凝縮系科学の研究に従事する若い研究者(2021年12月末日現在、博士学位取得後10年以内の者)。原則として実験系・理論系各1名(該当者が無い場合には見送ることがあります)。受賞者の専門分野については受賞者のページを参照ください。
  2. 審査方針
     推薦書・自薦書、研究業績概要および論文の内容を専門の近い複数の委員が精査し、場合によっては委員会以外の専門家の助言を得て、審査員全員で審査を行います。審査項目は、研究業績の分野における位置づけ、方法論の新しさ・的確さ、研究内容の質の高さ、波及効果などで、これらが推薦書および論文中に客観的かつ公正に表現されていることを重視します。
     このことから、提出論文は上記の項目が判断できる文献が望ましく、レター論文の場合にも対応する本論文の添付が望ましいと考えます。また、分野の状況と候補者の研究業績の位置づけに関する記述がある解説記事(著者任意)を補足資料として添付することは可能です。
     なお、当該年度に応募された候補者は、学位取得後の年限内であれば翌年度の候補者として考慮されます。
  3. 賞の内容
    賞状、盾および賞金20万円
  4. 選考委員
    永長直人 (委員長)
    秋光 純
    小野輝男
    陰山 洋
    小林研介
    柴山充弘
    谷村吉隆
    塚崎 敦
    常行真司
    寺崎一郎
    播磨尚朝
    福山秀敏
    山本浩史
  5. 推薦方法
     自薦または他薦。以下の書類をメールで送付。書式は自由。添付書類の総量は10MB以下にしてください。メールの件名は「第16回凝縮系科学賞」として下さい。3 日以内に受領確認のメールを返信しますので、届かない場合には必ずご連絡ください。
      (1) 略歴
      (2) 全業績リスト
      (3) 研究業績概要 A4用紙2枚以内
      (4) 主要論文別刷(3編以内)
      (5) 他薦の場合には推薦書
  6. 推薦期限 2021年9月3日(金)17時 必着
  7. 受賞発表
    受賞者は、本Webサイトおよび授賞式にて発表されます。
    授賞式 2021年11月27日(土)
  8. 提出先および問合先
    [凝縮系科学賞事務局]
    東京大学大学院理学系研究科 小林研介
    Email: kensuke[at]phys.s.u-tokyo.ac.jp

第15回(2020年度)凝縮系科学賞 表彰式

 15回(2020年)凝縮系科学賞受賞者は、実験部門で田家慎太郎氏(京都大学理学研究科)が、理論部門で那須譲治氏(横浜国立大学大学院工学研究院)が選考されました。授賞対象となった研究は、田家氏が「イッテルビウム冷却原子を用いた凝縮系物理の量子シミュレーション」、那須氏が「Kitaev量子スピン液体の熱力学的性質とそのダイナミクスに関する理論的研究」です。

 2020年12月4日(金)、第14回物性科学領域横断研究会 (領域合同研究会) (オンライン開催) の中で表彰式が行われ、秋光純同賞運営委員長と福山秀敏先生から賞状その他が贈られました。
 心よりお祝いを申し上げます。

田家慎太郎氏
那須譲治氏

第15回(2020年度)凝縮系科学賞 募集

  1. 対象
     物理・化学・材料科学にわたる、広い意味での凝縮系科学の研究に従事する若い研究者(2020年12月末日現在、博士学位取得後10年以内の者)。原則として実験系・理論系各1名(該当者が無い場合には見送ることがあります)。受賞者の専門分野については受賞者のページを参照ください。

  2. 審査方針
     推薦書・自薦書、研究業績概要および論文の内容を専門の近い複数の委員が精査し、場合によっては委員会以外の専門家の助言を得て、審査員全員で審査を行います。審査項目は、研究業績の分野における位置づけ、方法論の新しさ・的確さ、研究内容の質の高さ、波及効果などで、これらが推薦書および論文中に客観的かつ公正に表現されていることを重視します。
     このことから、提出論文は上記の項目が判断できる文献が望ましく、レター論文の場合にも対応する本論文の添付が望ましいと考えます。また、分野の状況と候補者の研究業績の位置づけに関する記述がある解説記事(著者任意)を補足資料として添付することは可能です。
     なお、当該年度に応募された候補者は、学位取得後の年限内であれば翌年度の候補者として考慮されます。

  3. 賞の内容
    賞状、盾および賞金20万円

  4. 選考委員
    永長直人 (委員長)
    秋光 純
    小野輝男
    陰山 洋
    小林研介
    柴山充弘
    谷村吉隆
    塚崎 敦
    常行真司
    寺崎一郎
    播磨尚朝
    福山秀敏
    山本浩史

  5. 推薦方法
     自薦または他薦。以下の書類をメールで送付。書式は自由。添付書類の総量は10MB以下にしてください。メールの件名は「第15回凝縮系科学賞」として下さい。3 日以内に受領確認のメールを返信しますので、届かない場合には必ずご連絡ください。
      (1) 略歴
      (2) 全業績リスト
      (3) 研究業績概要 A4用紙2枚以内
      (4) 主要論文別刷(3編以内)
      (5) 他薦の場合には推薦書

  6. 推薦期限 2020年9月25日(金)17時

  7. 受賞発表
    受賞者は、本Webサイトおよび授賞式にて発表されます。
    授賞式
     日時:2020年12月4日

  8. 提出先および問合先
    [凝縮系科学賞事務局]
    東京大学大学院理学系研究科 小林研介
    Email: kensuke[at]phys.s.u-tokyo.ac.jp

第14回凝縮系科学賞 表彰式

14回(2019年)受賞者は、実験部門で橘高俊一郎氏(東京大学物性研究所)が、理論部門で水野英如氏(東京大学大学院総合文化研究科)が選考されました。授賞対象となった研究は、橘高氏が「極低温精密比熱測定による超伝導ギャップ構造の決定」、水野氏が「ガラスの力学特性における階層構造の理論的解明」です。

2019年11月27日、東京大学本郷キャンパス小柴ホールで表彰式が行われ、秋光純同賞運営委員長から賞状その他が贈られました。

科学新聞で報道されました(リンク)。

橘高氏(左)と水野氏(右)(2019年11月27日)

授賞理由を以下にご紹介いたします。


1979年以来、従来のBCS理論の枠組みを超えた非従来型超伝導が数多く発見されており、それらの超伝導発現機構の解明は物性物理学の重要課題です。非従来型の超伝導ギャップは多くの場合、特定の波数方向でゼロになる「ノード」を持ち超伝導ギャップに構造があります。その構造が超伝導発現機構を解明する鍵となりますが、超伝導ギャップ構造を実験的に決めるのは容易ではありません。

橘高氏は、超小型温度計の導入や外部ノイズ対策など装置に数々の改良を加え、0.06 K以下の極低温まで比熱の磁場角度依存性を高精度に測定できる世界最高水準の装置を完成させ、これを用いて非従来型超伝導体のギャップ構造を次々と解明し、これらの超伝導の理解を大きく深化させました。中でも、異方的d波超伝導であると長年考えられてきた重い電子系超伝導体CeCu2Si2(Tc = 0.6 K)において極低温までの磁場中比熱の精密測定を行い、小さいフルギャップが存在している事を発見したことには大きな意義があります。重い電子系においてフルギャップのs波超伝導が実現しているとすれば、これまでの常識を覆すこととなり、多くの研究者に強烈なインパクトを与えることになります。さらに、p波超伝導体と考えられているSr2RuO4では、超伝導ギャップが水平ラインノードを持ち、p波とは矛盾することをNMR実験に先立ち指摘しました。

これらの成果は、非従来型超伝導体の研究に大きな進展をもたらしたばかりでなく、極低温精密測定から得られる知見の新しい可能性を示したことからも、凝縮系科学賞に相応しい業績です。


ガラスの力学的性質は結晶のそれに比べて複雑であり、振動モードに限ってもその物理的描像の全貌は明らかではありません。力学的特性を反映する弾性・音波物性は比熱や熱伝導度という物理量として観測にかかりますが、その理論的解明は大変重要なテーマです。

水野氏はこの課題に大規模な分子動力学計算を用いてアプローチし、ガラスが (i) ミクロスケールでは分子が不規則に配置する構造体であり、 (ii) メソスケールでは弾性率が空間中を不均一に分布する弾性体、そして (iii) マクロスケールでは欠陥がある弾性体として振る舞う階層構造を持つことを明らかにし、「弾性不均一性」という概念を提出しました。(ii)のメソスケールでは弾性率の空間分布を解析し、局所弾性率の確率分布関数から不規則性を定量的に評価することに成功しました。(iii)のマクロスケールでは結晶と同様にガラスにも弾性波が存在するが、それに加えて「局在モード」が存在することを明らかにしました。そして局在モードが散乱体として働き、ガラス中を伝搬する音波をレイリー散乱則に従って散乱させることを示しました。

これらの成果は、ガラスの物理学において大きな進展をもたらした凝縮系科学賞に相応しい業績です。